
スケボーが練習できる場所を探している人
「初心者なんだけど、どんなところで練習すればいいんだろう?下手だから人目があると恥ずかしいし、迷惑もかけたくない…心置きなく練習できる場所、求む!」
こういった疑問に答えます。
スケボーの練習環境は、上達に直結する大事な要素です。
気兼ねなく練習できる場所を探しているあなたは、すでに上手くなる素質がビンビンですよ!
私はこの15年間、様々な場所で滑ってきました。
この記事では実例を交え、初心者にも最適なスケボー練習スポットの紹介や、探し方のコツを解説します。

自分の生活リズムに合ったスポットを見つけることで、毎日無理なく練習する環境が作れます!
ぐんぐん上達を実感することができるはずですよぉ~。
記事を読み進め、ぜひあなたのニーズにピッタリハマる「ホームスポット探し」の参考にしてください!
初心者が練習しやすい定番スポット5選
スケボーを練習するとき注意するべき点が「人通り」と「騒音」。
実際、この二つにまつわる苦情が多い現状があります。
初心者でも気兼ねなくスケボー練習するには、ある程度の広さと民家から距離がある場所が必要。
さらに言えば、路面の良さにもこだわりたいのがスケーターです。
- 人通り、車通りが頻繁じゃない場所
- 民家から一定の距離がある場所
- スムーズな良い路面の場所
全部兼ね備えた場所はなかなか見つからないものですが、先輩スケーターたちは持ち前の開拓精神でスポットを切り開いてきました!
ここでは、比較的環境が良くスケーターを多く見かける「定番スポット5つ」を紹介していきます!
公共施設の駐車場
ホールや野球場など、収容人数が多い公共施設の駐車場は広々滑れる絶好の場所です。
ただあくまで駐車場なので、車の往来を妨げるような滑りはもちろん厳禁。
イベント時は車でパンパンになるので、施設スケジュールを確認するマメさが必要ですね~。
下の動画は私が実際、地元のホールの駐車場で滑ってる様子です。
自販機やトイレも近く、便利な立地であることが多いおすすめスポット。
広く使えるので子供もバランスバイクなんかで遊ばせつつ、ゆったり滑れていいっすよ!
公園内の舗装路
広い公園内の遊歩道などは、民家からの距離も確保できスケーターをよく見かけるスポットです。
ただ滑りやすい環境であるがゆえ、スケボー禁止と定められてる公園もめちゃくちゃ多いのが事実ではあります…。
運よくスケボーが禁止されていない公園の場合、一般の利用客に十分に留意し使わせてもらいましょう。
これは千葉時代に滑ってた公園ですね~。
四季を感じたり、一般の人との交流も公園スポットの楽しみのひとつです!
バイパスや電車の高架下
大きい幹線道路下のトンネルや、高速道路・新幹線の高架下も一級スケートスポットになります。
雨を防げ、明かりがある事も多いので「雨スポ」「夜スポ」として重宝さることが多い場所。
自分も現在はいつも線路下のトンネルで滑っていますよ~!
ん。まず及第点をあげたいと思います。自分おつ。
— にしの@スケーター応援ブロガー (@24nishi24) December 8, 2020
クイックさは取り戻せつつあるかな~?って思いますが、フワッと感が足りなくて体感的に物足りない感じ。「これ以上高くできないオーリー」になってしまっている…正面スネ角度垂直がどっか行ってるんだな。そらちんさんに顔向けできない…!(笑) pic.twitter.com/3233LGO4qo
ただ高架下は雨に濡れない、スケボー用途以外でも便利な土地。
企業の駐車場や資材置き場など、私有地として管理されてる場合も多いので注意が必要です。
注意書きが無いかしっかり確認したうえ利用しましょう。
川沿いの遊歩道
大きい河川脇、堤防の下に整備されている遊歩道は安心して練習できるスポットのひとつ。
基本的に車が乗り入れないため安心だし、堤防が民家までの遮音壁になってくれます。
この動画みたいに、ある程度水面から離れ、緑地として整備されているような場所ならより安心ですね~!
河岸が近い場合は水没に注意!水深がある川だと回収すら困難になっちゃいます…
スケートパーク
近くにスケートパークがあればなにも悩むことはありません。
練習しやすいスポットの条件としてあげた、
- 人通り、車通りが頻繁じゃない場所
- 民家から一定の距離がある場所
- スムーズな良い路面の場所
全てが揃う完璧なスポットです。
「スケボーしてもいいよ」って用意されてる場所なので、やっぱり気が楽でいいっす!
とはいえ中には「スケボーパークは上手い人がいっぱいで気後れしちゃう…」という方もいるでしょう。
実はこれ、遠慮がちな初心者の方が陥る『勘違い』なんです。
気後れする必要なんてま~ったくありません。
どういうことか、次の項で詳しく解説していきます!
初心者こそスケートパークが一番オススメ
何度でも言います。
初心者でも遠慮せずパークで練習しましょう!
むしろ私は「初心者こそスケートパークで滑るべき」だと考えています。
なぜなら、
- 遠慮しないで練習できる
- モチベーション爆上げ
- あっという間に仲間ができる
これら「楽しさが倍増する要素」がスケートパークには揃っているから。
これまで、スケボーの楽しさに気づけないまま辞めていった初心者を何人も見てきました。
彼らも環境が揃っていれば、楽しくスケボーを続けていたかもしれません。
そしてその環境を提供してくれる場所のひとつがスケートパークなんです。
とはいえ、やっぱりいきなりのパークは敷居が高いのが事実。
自分も実際はとてつもない勇気が必要でした…
- 上手い人の邪魔になってしまわないか
- ヘタクソだから人の目が気になってしまう
- 一人ぼっちで浮いちゃいそう
委縮して最初の一歩がなかなか踏み出せないものですよね。
ただ、実際飛び込んでみて一番最初に思たのが「考えすぎだったんだな」ということ(笑)
最初みんな、同じ初心者からスケボーを始めています。
下手だろうと冷やかす奴はいません。
最低限のパークマナーを心がければ問題なし!
こちらの初心者がスケートパークに行っても迷惑な訳が無いたった1つの理由も参考にぜひパークに飛び込んでみましょう!
練習スポット「探し方のコツ」を紹介
「初心者にこそパークが1番オススメ」とは言いましたが、通える距離にパークが無かったり、やっぱり最初は大人数の中で滑ることに気が引ける方もいるはずです。
そんなときは家の近くに「コソ練スポット」を見出してみましょう。

マイペースにゆっくり練習できる環境で、少しづつ自信を付けていけばOK!
ここでは実際私がスポット探しに使っている方法を3つ紹介します。
最適な条件を満たすスポットはなかなかありませんが、根気強く、あなたの「スケボー道場」となるホームスポットを探してみてください!
街をスケーターの目線で見よう
いつもの通勤通学の道すがら、「ここ滑れるんじゃないか?」という観点で街を見てみましょう。
良い路面に反応しだしたら、あなたも”わかってる”スケーターの仲間入りです(笑)

ちょっとした緑地や公園、スーパーの駐車場や駅前ロータリー…工業団地など、いろんな場所をスケーター目線で見ていこう~!
良い環境が整っている場所はすでに誰か滑ってる場合も多く、路面のウィール跡や縁石のグラインド跡など、スケーターの痕跡を探ってみましょう。
なかなか最高の条件が揃う場所は出てこないですが、”日常の見方が変わること”そのものもスケボーの魅力。
街全体を遊び場にする想像力で、スポット探しを楽しみましょう!
ぺぺさん@meanmachine59 なら上手に調理してくれそう😆😆😆 pic.twitter.com/kQdn3EnQZE
— にしの@スケーター応援ブロガー (@24nishi24) November 28, 2020
Googleマップで探ってみよう
Googleマップの「ストリートビュー」は、部屋に居ながらスポットを探せるかなり便利なツールです!
特に私のように引っ越しなど、土地勘が無い場所でスポットを探す場合、最強に役立つこと間違いなしです。
実際今ホームスポットにしているトンネルはストリートビューで見つけ出しました。
Googleマップ上で民家が少なそうな場所や、緑で表示される公園や緑地はマストで調べておきましょう!
また、PCだけになりますが「航空写真のフル3Dモード」で探せば高架やトンネルが一目瞭然。
良さげな場所があったら、実際デッキを持って路面状況を確認しに行きましょう!
私の経験上、ローカルが知らなかったスポットを開拓できたこともチラホラありました。
行動範囲内をしらみつぶしに見ていくと、新しい発見がたくさんあるはずですよ~!
何気に「練習場所探し」が高い壁だったりするよね、スケボーって。俺みたいなフルタイム・子育て世代は深夜早朝しか時間作れないから猶更。
— にしの@スケーター応援ブロガー (@24nishi24) April 2, 2020
・民家が傍に無い
・明かりがある
・雨をしのげれば神
なかなか厳しい条件よね…
googleマップに3時間張り付いて見つけ出したこの場所、大事に使いますぜ… pic.twitter.com/bwDxKo9wnU
ローカルスケーターと交流しよう
厳密にいえば”練習場所探し”ではないのですが、やっぱりスケボーの事はスケーターが一番知っているもの。
自分だけじゃ探せないような穴場スポット情報を教えてもらえることが多いです。

今であればSNSなんかで気軽に交流できますね。
地元で練習しているスケーターのアカウントを見つけたら、積極的にコミュニケーションを取ってみましょう!
仲間を作ることは練習場所うんぬんだけじゃなく、モチベーションや楽しさに直結します。
ぜひローカルスケーターの一員になって、気の合う仲間とスケボーを楽しみましょう!
禁止事項・近所迷惑には気を配ろう
幸運にも条件が良いスポットがあったらラッキー!思う存分練習しましょう!
ただ、ある意味ではスポットを見つけてからが勝負。
そのスポットをずっと守っていくための戦いが始まるからです…。
今のスケーターには「文化的な立ち振る舞い」が求められます。
リスペクトされるスケーターの条件とも言えるでしょう。
スケボーは大人への反骨精神を体現し、自由な”カウンターカルチャー”として成長してきた歴史的側面があります。
ただ、その自由さをはき違え、
- マナーなんてくそくらえ
- 好き勝手に振る舞うのがイケてる
というスケーターも一部いるのが悲しい事実。
配慮が欠けた一部のスケーターの自業自得特で、どんどんスケボーできる場所が潰されています。
特に都市部では代用地を探すことが難しく、ローカルスケーターにとっては死活問題です。
確かに”ちょっと悪い行動”は開放感や優越感に浸れ、自分が強い気分になれる気持ちがいい行為です。
しかし、
- スケートボードにルールはない
- だけど人としてのマナーはある
この事を忘れず、文化的な生活を送る現代人としてふさわしい振る舞いを行いましょう。
スポットはスケーター達で育てていくものです。
近隣住民やスケーター同士リスペクトし合い、できるだけその場所が維持できるように努めましょう!
以下に、スポットで滑るとき「人として」必ず守って欲しいことを解説していきます。
ポイ捨て厳禁
空き缶、吸い殻、折れたデッキ。
ゴミの放置は、昔からスポットが潰される原因の筆頭です。
説明するのもばかばかしいですが、本来自分たちで出したゴミは所定のごみ箱へ捨てるか、持ち帰ることが原則です。
残念ですが、これが出来てないことが本当に多い…

むしろ「来た時より綺麗に」するくらい高い意識を持ってほしい!
「これくらいいいだろ」って捨てたゴミがたとえ小さかろうと、生活範囲内に居る住民が良い気分になるはずがありません。
せっかく滑れるスポットを維持する意識を持ち、相手の立場に立って行動することを心がけましょう。
セクション管理の徹底
ゴミのポイ捨てとも重なりますが、帰るときは「来た時と同じ状態になっているか」確認しましょう。
スポットによっては、有志によって作られたセクションが「黙認」に近い形で設置されている所があります。

使用後の片付けや節度を持った使い方をスケーター側で管理することを条件に、住民側も何も言わないグレーなバランスで成り立っているスポットですね!
使った後は元あった場所にしっかり片付けること。
破損した場合もそのまま放置ししないことを徹底しましょう。
また個人的に作っているセクションであることがほとんどなので、余計なトラブルにならないよう一声使っていいか確認するようにしてください!
住民とのコミュニケーション
公園や遊歩道など様々な人が通る場所で滑る場合、もちろん一般の利用者が優先になります。
通行人が来た場合はデッキをピックアップし(手に取り)、しっかり「お通り下さい」と意思表示してあげましょう。
また意図せずデッキを飛ばしてしまったり、悪気なく通行を妨げてしまった際は「しっかり謝って」ください。

たとえデッキが当たってなかろうと、ビックリさせちゃったことに配慮しないとね。
たまに何事もなかったかのようにシレっと滑り去る人も居るけど、心象悪いわな…
いつも決まった時間で滑ってると、散歩のおっちゃんと仲良くなれたりします(笑)スケボーの醍醐味のひとつです!
「普段から住民と良好な関係を保つ」こと。
些細ながらスポット維持に繋がる大事な要素になります。
自分もその場所を”使わせてもらっている一人”として立ち振る舞っていきましょう。
私が騒音で通報された事例【民家までの具体的な距離】
自分も実際「夜スポット」として目を付けたものの、通報されて滑れなくなった場所があります。
理由は騒音でした。
公共施設の駐車場スポットで、何回か見回りに来た警察とも特に問題になることはなく「気を付けてねー」と黙認されていた場所ではありました。

ただ、ここで調子にのりました…いつもは一人で滑っていたんですが、その日は7人ほど誘い合ってみんなで滑ったんです。
時間は23時くらいだったかな?
ほどなく警察がやってきて、「ちょっと騒音で苦情入っちゃったから、もうここではやめて頂戴ね」と言われ、あえなく撃沈。
もともとゴネるつもりはありませんでしたが、通報の内容を聞くと、「未経験の一般人からみたら、夜遅くに複数人でスケボーしてる人達を『なんか怖い』と感じる心理は理解してあげてね」と言われて激しく納得。
時間帯や人数を「住民の立場」から考えていなかった自分の落ち度でした。
せっかく明かりもあって路面も悪くないスポットだったので、残念な気持ちもありつつ住人の方には申し訳ない気持ちでいっぱいでした…。

逆に、ちゃんとスケーター側の配慮が伝われば、大きい問題にはならない場合がほとんどかなと。
(これくらいいいじゃん、うるさいな~…)ではなく、理解してもらいたいのならば、まずは我々が理解を示すこと。
自分たちが主体となって、スポットを守っていきましょう。
別記事のスケボーがうるさい|騒音で通報されない対策方法を教えます!で、スケーター側でできる騒音対策を紹介しているので、ぜひ目を通してみてください。
「心置きなく練習できる環境」を勝ち取ろう
今回の記事では、
- 初心者が練習しやすい定番スポット5選
- 初心者こそスケートパークがオススメ
- 練習スポット「探し方のコツ」
- 禁止事項・近所迷惑には気を配るべし
これらを紹介してきました。
スケボーの練習場所を探している方へ向けて、「滑りやすい定番スポット」「探し方の方法・コツ」「スポット維持の心得」についてお話させていただきました。
実際日本は文化的にも環境的にも「自由にスケボーで滑れる場所」がかなり少ない現状があります。
たとえ良い環境が整っている場所でも「スケボー禁止」の場所になるのか「一級スポット」に育つかはスケーターの心がけ次第。
せっかく苦労して見つけた”自分たちの遊び場”を守る方法を、この記事でしっかり学んでおきましょう!
この記事が、あなたの練習場所探しの参考になれば幸いです
(よかったらコメントも宜しくどうぞです~!)
コメント
「スケーター自身がスポットを守る」に、大共感!
スポットサーチが楽しい。
「ここ滑れそう!」って場所を発掘できた時はテンション上がりますよね~!自分も街を構成する一部っていう認識をもって大切にスポットを守っていきたいです^^