
スケボーを始めたい人
スケボーを始めるときどんな部品が必要なんだろう…というか、パーツの名前もよく知らない…。どんな商品を買えば失敗しないかな?使い心地にも影響するらしいけど、初心者でも滑りやすい道具が欲しいな。
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、スケボーを初めて15年(2020年現在)。その間にあらゆるパーツを、安いものから高いものまで色々試してきました。各パーツともに、ブランドごとの仕様による違いを見極めた上で、納得して選べば大丈夫。今回はスケボー初心者向けに『必要なパーツの選び方』について記事を書きました。
スケボーを構成する「6種類のパーツ」を選ぼう

スケボーを組み上げるとき、絶対必要になる主要パーツは以下の6つ。

- デッキ
- デッキテープ
- トラック
- ウィール
- ベアリング
- ビス
それぞれのパーツがどんな役割を持つのか、パーツごとの仕様によって滑りにどんな影響があるのかを説明していきます。あなたがやりたい滑り方やスタイルに照らし合わせながら確認して行きましょう。
スケボーのパーツ①:デッキ(板)の選び方

スケボーの「顔」ともいえるのがデッキですよね。私のおすすめとしては、練習のモチベーションを上げるためにも、気に入ったグラフィックのデッキを買うのが一番正義かなと思ったりします。
とはいえ、「初心者にはどんなデッキがおすすめなのか」を具体的に知りたいですよね。
結論をいえば、私が初心者におすすめするデッキの特徴は以下のとおり。
- 足の大きさに合ったデッキサイズ
- キックが弱め
- コンケーブも弱め
これから始めようかなって方にいきなり、キック?コンケーブ?と言われても何のことやら…という感じだと思います。
デッキブランドにはそれぞれ形状に特徴があり、
- サイズ
- キック
- コンケーブ
以上の3点をチェックしていくことで、自分の好みに合ったデッキを選ぶことができます。
それぞれ順番に説明していきましょう。
デッキのサイズ

デッキのサイズは一般的に、横方向の「太さ」をインチで表記しています。
最初は7.625〜8.0のサイズの中から選べば、ある程度どんな滑りにも対応することができるでしょう。
サイズごとの特徴としては、
細めのデッキ (7.625・7.75)
- フリップ系のトリックがやりやすい
- デッキ自体が軽い
- 足が小さい方でも扱いやすい
太めのデッキ (7.875・8.0)
- オーリーの感覚がつかみやすい
- 安定性が高い
- スタンスが整えやすい
などが上げられますが、あくまでも目安なので、最初の段階ではそこまで深く考えなくても大丈夫。
ちなみに、デッキのサイズを身長と照らし合わせて決める方も多いようですが、私の場合「足のサイズ」を基準に選ぶことをおすすめしています。やっぱりデッキを直接コントロールするのは足ですからね。

自分は身長174cmですが、足が24.5cmと小さめ。身長にあわせた8インチを長らく使っていましたが、7.75インチまでサイズを落としたら技の調子が良くなりましたよ!
もちろん、何回も言いますがこれはあくまでも目安。たとえば身長や足の大きさが同じような人でも、それぞれの好みやスタイルによって、デッキサイズが全く違うのが普通なんですよね。
ただ、自分の好みがまだハッキリ分からない最初期の段階であれば、以下の表に照らし合わせてデッキサイズを選べば失敗が少ないかなと思います。
足の大きさ | デッキサイズ |
24cm | 7.625〜7.75インチ |
25cm | 7.625〜7.825インチ |
26cm | 7.75〜7.825インチ |
27cm | 7.75〜8インチ |
28cm | 7.875〜8インチ |
キックの強さ

キックとは、デッキ前後のそり上がっている部分のことで、
- そり上がりの角度がキツい=キックが強い
- そり上がりの角度が浅い=キックが弱い
とあらわします。
結論からいうと、初心者にはキックが弱いデッキがおすすめ。
これはテールを地面にヒットするまでの距離や、デッキが立ち上がる量が関係していて、キックの強さによってオーリーの感覚が変わってくるからなんです。
キックが強いデッキ
- テールの踏み込みが重く、強く叩く必要がある
- デッキの立ち上がり角度が強く、オーリーに高さが出る
キックが弱いデッキ
- テールを軽く叩け、タイミングがつかみやすい
- トリックの高さを出しにくい

私もそうでしたが、慣れないうちはデッキに乗っているだけで無駄な力が入っちゃってるもの。リラックスして扱えるデッキじゃないと、余計なケガにつながったり、そもそも乗ってて楽しくなかったりします…
なので初心者のうちは、軽い力で扱えてオーリーのタイミングを覚えやすい「キックが弱めのデッキ」を選ぶといいでしょう。
コンケーブの強さ

コンケーブとは、デッキを平らに見た時のへこみのことです。
- へこみが深くエッジが立っている=コンケーブが強い
- へこみが浅く平らに近い=コンケーブが弱い
とあらわします。
こちらもキックと同様、コンケーブが弱いデッキの方が初心者には扱いやすく感じるでしょう。
コンケーブが強いデッキ
- 足を置いた時のグリップ感が強い
- フリップが強くかかるが、引っかかりを感じることも
コンケーブが弱いデッキ
- 適度なグリップ感でスタンス調整しやすい
- 切っかかる感じは少ないが、技のキレを出しにくい
このようにどちらにも善し悪しがあります。まだプッシュもおぼつかず、本格的にトリックを練習する段階じゃない最初期では、スタンス調整しやすい「コンケーブが弱いデッキ」のほうが安心です。
具体的に、初心者におすすめできるデッキブランドがこちら。
『TOY MACHINE(トイマシーン)』
このブランドの特徴は以下の3つ。
- キックが弱め
- コンケーブが弱め
- 軽量
このように取り回ししやすい、最初の一本として最適なスペックを持っています。(あくまで”そういう傾向がある”という感じで、モデルによってはこの特徴に当てはまらない場合もあります。)
もちろん初心者「だけに」おすすめってことではありません!安定感があって回し系のトリックがしやすいシェイプなので、初心者から上級者まで安定した人気を誇っていますよ。


ダサカワなアートワークは好みが分かれそうですが、個人的にはかなりツボなんですよね~。
アパレルやグッズ展開も積極的にしているおすすめのブランドです。
いろいろお話させて頂きましたが、ホントは一番最初にいった通り「気に入ったグラフィック・ブランド」があれば、それで練習するのがベストかなと思いますよ!
モチベーションが上がる道具を揃えること、実はそれが上達への近道だったりします。
スケボーのパーツ②:デッキテープの選び方

デッキの足を乗せる面に、滑り止めとして貼られているのがデッキテープです。
簡単に言えば両面テープが付いたやすりみたいなもの。デッキのコンケーブと同じように、このやすり面の「粗さ」によってグリップ感が変わってきます。
目が粗いデッキテープ
- 足を置いたときのグリップが強い
- オーリーの高さを出しやすい
- 靴の消耗が激しい
目が細かいデッキテープ
- 適度なグリップ感でスタンス調整しやすい
- フリップ系のトリックで足を抜きやすい
これらを踏まえ、私がおすすめするデッキテープブランドはこちら。
『JESSUP(ジェスアップ)』
ジェスアップは、数あるデッキテープの中でも目が細かいブランドとして知られています。スケボーを初めたばかりなら、荒いデッキテープより取り回しやすいと感じることが多いでしょう。
あと安いのが良い!(笑)靴の消耗も比較的ゆっくりなので、トータルでお財布にも優しいデッキテープです…。


実際私もジェスアップを使い続けています。目が細かいと言っても自分には必要十分。荒めの「モブグリップ」というブランドも使ってきましたが、スタンス調整がちょっとやりにくい印象がありました。結局は好みなんですけどね!
自分がどんな滑り方が好きなのかハッキリするまでは、デッキテープはそこまで考えなくて全然OK。絵が書いてあるカラープリントモデルなどもあるので、値段や見た目で選んで問題ないです!
特にこだわりがなければ比較用の最初の一枚として、お求めやすいジェスアップ使ってみましょう。トリックの高さだったりしっかりしたグリップを求めるようになってきたら、それからもう一度見直してもいいかもです!
スケボーのパーツ③:トラックの選び方

続いてはトラック。車でいう所の足回り、人だったら腰に当たる部分で、乗り心地や使用感にかなり影響する重要パーツです。
そのくせに、違いを見極めるのがなかなか難しい、初心者泣かせのパーツだったりします(笑)。
トラックを選ぶとき見ていくのは以下の部分です。
- シャフト幅
- 高さ(HI・LOの2種類)
- ホイールベース
シャフト幅は、デッキサイズに対して±5mmほどで収まる大きさを選べばOK。大きすぎても小さすぎても乗りづらくなります。後々デッキサイズを変えるときは、トラックの幅も気にする必要がありますね。
少しややこしくなってくるのが高さとホイールベースの関係です。
トラックの特徴 | テールの 踏み込み | オーリーの 高さ | ターン性 | 直進安定性 |
車高が高い | 重い | 高い | 優れる | 劣る |
車高が低い | 軽い | 低い | 劣る | 優れる |
ホイール | 重い | 高い | 劣る | 優れる |
ホイール ベースが短い | 軽い | 低い | 優れる | 劣る |
このようにトラックの高さとホイールベースそれぞれで、デッキの動きに影響する部分が微妙に違います。
これに前述した、デッキのキックの強さの特徴を絡めるともう混乱しちゃいます…ここは最初から全部理解する必要は全然ないです。

やっぱり最初期は「安定性を重視した道具選び」の方が、メリットが大きいと思います。それは恐怖心が少なくなることと、滑ることそのものの楽しさを味わえるから。
結論からいうと、私がおすすめするトラックはこちら。
『VENTURE( ベンチャー) POLISHED LO』
ベンチャーはホイールベースが長いトラックの代表格。直進安定性に優れているため、スタンスを整えるときも無駄にグラつかず、思い切った練習ができます。連続してトリックをするときに体制を整えやすいので、フラットトリックやストリートが好きなスケーターからも、超愛されているトラックブランドです。

スキルや知識がついてきたら、好みに合わせたチョイスもしてみましょう。
「乗るのには慣れたから、今度はもっと軽く踏み込めるトラックにしたい」って人は車高が低いサンダーとか。
「ランプやボールのカービングも幅広くやりたい」って人はホイールベースが短くて車高が高いインディペンデントとか。

さらに言えばトラックの重さの違いやブッシュを変えることでも使用感は変わってきます。ここまで気になってきたら、もうあなたも立派なスケボー中毒者。トラック沼は深いですよ…(笑)
繰り返しになりますが、まずはスケボーの醍醐味である「滑ること」そのものを楽しんでもらいたいのが素直な想いです。そのため、安定した滑りができるセットアップ、ベンチャーのLOを組んでみることをおすすめします。
HI・LOの数字的な高さも規格があるわけじゃなく、それぞれのブランドでバラバラです。
ブランドの特性が色濃く反映されている部分なので、比較してみると面白ですよー。
スケボーのパーツ④:ウィールの選び方

ウィールとはいわゆるタイヤの部分です。ウィールも各ブランドごとにさまざまなラインナップがあり、用途や路面状況によって最適なウィールの選び方が変わってきます。
種類も多いことから、初心者が判断に迷いがちなパーツでもあるんですよね。
ここでも、あなたが滑りたい環境やスタイルに照らし合わせながら、チェック項目をしっかり押さえていきましょう。
さて、ウィールを選ぶときにチェックしたい項目は3つ。
- 硬さ
- 直径
- 幅(接地面)
この3つを押さえておけば大きく失敗することはありません。
硬さ
硬さは95A~103Aといった数字とアルファベットの組み合わせで表記されています。
ちなみにアルファベット部分は、A / S / DUROなどブランドによって表記が異なりますが、差は感じないので気にしなくて大丈夫です。
大事なのが数字の部分で、数が小さいほど柔らかく、大きいほど硬いウィールになります。
柔らかいウィール
- 衝撃を吸収してくれるので、やや粗めの路面にも対応できる
- 比較的グリップが強く、トリックによってはやりにくさを感じる
硬いウィール
- 転がり抵抗が少ないため、コンクリートなどのスムーズな路面で速い
- 凹凸の影響をダイレクトに受けるため、粗い路面ではかえって遅くなる
硬さに関しては特に初心者向けというものは無いので、実際自分が滑る場所を基準にえらんでいきましょう。
アスファルト路面の場合(道路や公園など)
- 97~98
コンクリート路面の場合(スケボーパークなど)
- 99~100
このあたりを基準に選んでいけば大丈夫。
色んな場所で滑りたいという方は、平均的な98~99を選んでおけば問題無いでしょう。
直径
ウィールの直径はスピードや重さに関係してきます。
これは想像しやすいですよね。直径が大きいほど円周が長くなるため、同じ回転数なら大きいウィールの方が速く進みます。重さはそのまま、素材の使用量が異なるため。
小さいウィール
- 軽いため回しやすく、テクニカルスタイル向き
- スピードは遅くなる
大きいウィール
- スピードが出しやすいため、ランプやボール向き
- 重いためトリックはやりにくくなる
現在は50~54mmほどの大きさが主流となっています。上記の通り、あなたが滑りたいスタイルに応じて選ぶのが一番です。
そのなかでもおすすめするとすれば、こちらの大きさです。
- ウィールサイズ:52mm前後
スピードと取り回しやすさのバランスが取れた大きさです。クセが無く、初心者でも違和感なく乗り出しやすい大きさでしょう。
幅(接地面)
接地面の幅はグリップ力に関係していて、およそ14~21mmほどの接地面がトリック用ウィールの主流となっています。こちらも滑り方によって向き不向きがあります。
また直径と同じく、幅が太いほど重いウィールになります。
細いウィール
- 軽く、グリップが強すぎないため回しやすい
- テクニカルスタイル向き
太いウィール
- グリップ力に優れ、ランプやボールのカービングに最適
- 重いためトリックはやりにくくなる
正直、接地面の違いによるグリップ感の差は、ある程度スピードが出ている状態じゃないと体感できないと感じています。あくまで初心者に向けておすすめするならば、
- 接地面15mm前後の細めのウィール
さほど速いスピードを出さないであろう最初期の段階では、このあたりが取り回しも簡単で練習しやすいかなと。人気があるサイズ感なので入手しやすいメリットもありますね。
もちろん「最初からがっつりランプをシバきたい!」という方はこの限りではありませんよ!男気ある太めのウィールを選んで滑りまくりましょう。
ということで、私が初心者の方におすすめするウィールがこちら。
『SM BLANKS(エスエムブランクス) 99a 52mm』
SM BLANKSは、ブランク(無地)のパーツを素晴らしいコスパで提供しているブランドです。有名ブランドの1/4程度の価格という圧倒的な低価格が魅力です。
もちろん優先すべきは値段ではなく、「納得できる道具」であること。好きなスケーターが使っている・柄が好き・ブランドイメージが好きなどなど、あなたのテンションが上がる製品を使うことが一番大切です。実際上達にも影響があるでしょう。

その一方で、こんなことをいうと怒られそうなんですが…ウィールはブランドごとの個性を感じにくいパーツだと思っています。
例えば、同じ硬さで同じ大きさ、同じ幅のものを比較したとき、使用感に大きな差が出にくいパーツだなと(だからこそサポートライダーによるブランディングが重要なんですが)。
なので、見た目やブランドにこだわりが無い場合、ウィールをブランクにしてトータルの価格を抑えるのも、かしこい買い方のひとつだと考えています。
私が初めてブランクウィールを使ったとき選んだのがSM BLANKSです。有名ブランドと比較しても品質が劣ることはなく「なんだ、全然使えるじゃん」が感想でした。
この記事を書くためamazonで調べてみたところ、ウィールカテゴリーでベストセラー1位になったこともある様子。たくさんの人に選ばれているようです。
スケボーのパーツ⑤:ベアリングの選び方

ベアリングとは、ウィールを挟みこむように付けられる軸受けの事です。1つのウィールに対しベアリングは2つ、合計8個のベアリングが1枚のデッキに使われています。スピード感のある滑りをするためには、ウィール以上に重要なパーツになります。
選び方の基準としては、おもに以下の2つがあります。
- ABEC(精度)
- グリスorオイル
ABEC(精度)
ベアリングは「ABEC(エイベック)」という工業規格で精度を表し、ABEC3~9程度がスケボーでは多く使用されています。数値が大きいほど加工精度が高いベアリングとされ、一般的に「精度が高い=速いベアリング」と認識されています。
(※厳密に言えばABEC数値と速さには因果関係が無いのですが、この記事では一般的な傾向としてABEC数値が高いほど早いという表現をしています。本来は正しい表現ではありません。留意いただければと思います…)
またブランドによってはスケボーの為に企画開発された、ABEC表記が無い製品もあります。工業用品ではないのでABEC表記が必要ないのですが、専用設計のためハイパフォーマンスな製品が多いです。

ちなみに、「最初からスピードが出ると危険だから、初心者は遅いベアリングが良い」という意見があるんですが、自分は眉唾かなぁと感じます。
初心者が危険な状況になるのは、正しい重心・正しい乗り方を知らないまま滑りだしたり、いきなりトリックを練習しだした場合です。まずはどんなABECだろうと、プッシュ・ブレーキの基礎をしっかり覚えて、安定したスケ―ティングを身に着けるのが先決です。
この重心の基礎さえしっかりしていれば危ない転び方をするリスクは減らせるし、むしろ速いベアリングの方が「滑る気持ちよさ」を味わえる。気持ちよさこそがスケボーの本質だろうと思っています。
スケボーの始め方・手順【パーツの基礎知識と安全な滑り方】で、正しい乗り方について説明しているので参考にしてみてください。
余談でした。
グリスorオイル
続いてはタイプ別の比較。スケボーに使われるベアリングは
- グリスタイプ
- オイルタイプ
この2種類に大別され、ベアリング内で使われる潤滑剤の種類の違いになります。なんとなく想像できると思いますが、グリスは粘性があり、オイルはサラサラしている特徴があります。
グリスタイプの一番の特徴はメンテナンスフリーな所だといえますが、オイルに比べて粘性が高い分、スピードがさほど伸びない印象です。
オイルタイプはしっかりプッシュについてくる伸びの良さがあり、軽い滑走感を味わうことができます。だた油切れするので、クリーニングや注油のメンテナンスは必須です。でもスケーターはその作業もある意味、スケボーをたしなむ儀式として楽しんでいます(笑)

各ベアリングブランドの製品展開もオイルタイプが中心となっているため、購入性や選ぶ楽しみの面でも、オイルタイプがおすすめですね。
その中でも私がず~っと愛用しているベアリングがこちら
『NIBANSENJI(二番煎じ) NIPPON SKATE BEARINGS』
価格は中の上といったところで決して安いベアリングではありませんが、特筆すべきは耐久性。もう信用しまくってます。


自分はクルージング用・フリースタイル用・フラットトリック用と3つのデッキにこのベアリングを使っています。特にフリースタイルはデッキを横に立てて乗るトリックがある分、ベアリングの負担が非常に大きく、早くて1週間で壊れた経験があります。
ですが、NSB BEARINGSは初めて1年の壁を超えてくれました!
フリースタイルをご存じない方は、この動画を見てみてください。フリースタイル世界チャンピオンの山本勇(ヤマモトイサム)くんの神動画です。
ね、凄いベアリングに負担がかかるのが分るでしょう。
「まあフリースタイルはやらないし普通に滑るだけだから、もっと安い奴でいいや」っていう考えもあると思います。でもベアリングは予兆なく突発的に壊れることが多いパーツです。せっかくやる気満々だったのにその日一発目のオーリーで壊れちゃった日には激萎えしちゃいますよね…
NSB BEARINGSは個体差によるハズレも引いたことがありませんし、速さもバッチリ。この値段でこの耐久性ならコスパもかなりいいんじゃないかと思います。
スケボーのパーツ⑥:ビスの選び方

長かったパーツ紹介もビスで最後です!トラックをデッキに取り付けるためのパーツですね。規格が決まっている部品なので、ブランドごとに大きな違いはないのですが、気にするべき点は2つあります。
- ビスの長さ
- ビス頭の穴の形
それぞれ見ていきましょう。
ビスの長さ
ビスの長さはインチ単位で表記されています。
単純にトラックだけを取り付けるのであれば
- 7/8インチ
この長さを使えば問題ありません。それだけ。
ライザーパッドというパーツを付ける場合長いビスが必要になりますが、色んな要素が絡む話題なのでここでは割愛します。
ビス頭の穴の形
ビス頭の穴には、
- プラスの穴
- 六角の穴
この2種類があります。
プラスの穴は、大体どこの家にもあるプラスドライバーで取り付けられる手軽さがありますが、穴がつぶれちゃうリスクがあります。これは悲惨です…
いっぽう六角の穴は強い力でキチンと締め付けられるし、穴がつぶれることもほぼありません。ただ六角棒スパナが必要になってきます。

せっかくであれば、スケートツールも一緒に用意しておくのがベストです。
プラス穴・六角穴のビスはもちろん、トラックの調整やウィールの取り付けもスケートツール一本でできちゃうんでめちゃくちゃ便利です。限りなく必須に近い道具です!

正直ビスは一切使用感に関与しないので、おすすめもへったくれもないのですが、あえていうなら一部色分けされたセットが良いかなと。オシャレな感じもでますし、一目でノーズとテールを見分けられる実用性もあります。
『Diamond(ダイアモンド)』

ダイヤモンドはデッキテープで有名なメーカーですが、何気にビスが可愛くてお気に入りです!ライダーのイメージに合わせたパッケージやパーツカラ―で選ぶのが楽しいです。
他にもちょっとお高くなりますが、コインケースに入ってくるお得なパッケージの製品もあったりで心くすぐられますね~。そこまで価格差が出るパーツではないので、いろいろご自身でも見てみるといいでしょう。
スケボーの主要パーツ「6点」の選び方まとめ
これで一通り、主要の6パーツそれぞれの選び方を説明できました。
なかなかややこしい部分もあったかと思います。そのときは納得できるまで繰り返し読んでもらって、じっくり、自分だけのセットアップを完成させてください。
あーでもないこーでもないと悩むのも、スケボーの醍醐味の一つですよ(笑)
もう一度参考までに、私のおすすめパーツをまとめておきます。
自身を持っておすすめできるラインナップですが、あくまで参考程度に。あなた自身で選ぶというのが一番大切です。
なんだかやっぱり自分で選ぶのは不安だなって方は、初心者でも失敗しないコンプリートスケボーおすすめの選び方を参考にコンプリートデッキも候補に入れてみましょう。
パーツの知識は、コンプリート選びでも必ず役に立ちます。
今回の記事では、
- スケボーに必須の主要パーツの説明
- それぞれのパーツの選び方
- 私がおすすめするパーツごとのイチオシ製品
これらを紹介してきました。
これからスケボーを手に入れたいと考えている方に向けて、「納得いくパーツ選び・経験に基づくおすすめの製品」についてお話させてもらいました。あなたの体格や、やりたい滑り方に合わせたデッキを使うことで、スケボーがぐんっと楽しいものになります。また自分が選んだパーツで組んだデッキは、だれも使っていないあなただけのセットアップ。愛着ある一本で、無限に広がるスケボーの世界に飛び込んでみてください!
この記事があなたの参考になれば幸いです
(よかったらコメントも宜しくどうぞです~!)


コメント
殆どの方に言うと驚かれますが、自分も始めたのはAmazonで見つけた4千円弱のコンプリートでした。
理由は二つ。
一つは子供達の分も用意するので安いのを複数買った事。
もう一つは個々のパーツを変更して体験してみたかった事。
買って一週間ちょっとでトラックを近所のショップで売っていた特価品インディーに変更。
この時点で既に9千円程になっています(笑
機会がありショップの方に乗って頂いた感想をお聞きしました。
「うん、いいんじゃないかな。」「ま、使えるよ。」
と言った感じでした。
ちなみに西野さんに乗ってもらった当時のスペックは
それに、SM Blanksのスーパーハード、MINI-LOGOのベアリングです。
結局、ブランクデッキでセットアップしてもやはり13000円前後ですね。
パーツごとの違いを体験するためには良いロードマップかもしれませんね!
自分も激安コンプから始めた口です。どこに不満が出てくるか、自分がどんな感触が好きなのか、やっぱり何でもいいから乗ってみるのも大切ですよね~。
今ちょうど激安トイデッキの記事も書いている途中でした^^やっぱり足回り変えるだけで大分マシになる印象ですよね。
ここを読んでいたら別の古いサイトでベアリングについての記事?を思い出したので発掘してURL貼っときます。
http://powerhousemorioka.blog105.fc2.com/blog-entry-695.html
とは言えabecがつかないの初めて買う時は「abecだとドレ相当ですか?」とつい聞いてしまいます。
あとベアリングはオイルタイプはオイル切れ時が最速。グリスタイプは使っていると段々速いというかスムーズになる感覚があります。(個人の感想)