
サンタクルーズのデッキに興味がある人
「サンタクルーズのデッキ、グラフィックがカッコよくて気になってる! でも友達は「厚くて重いからあんま使わないな〜」って言ってるんだよな。ぶっちゃけどうなんだろう?」
こういった疑問に答えます。
サンタクルーズのデッキに興味があるけど、ほかのブランドも魅力的で迷っていませんか?
この記事ではブランドの歴史やデッキの特徴など、サンタクルーズに関する情報を網羅的に紹介しています。
ぜひサンタクルーズのデッキ購入を決める判断材料にしていただければと思います。

印象的なグラフィック、オールドスクールな雰囲気、アパレルもカッコいい”いぶし銀ブランド”ですなぁ…
スケボーの歴史を語る上で外すことができない「サンタクルーズ」が気になるあたり、あなたに本物を見る目がある証拠です…!
最後までお読みいただき、バチバチに調子が良いサンタクルーズのデッキを手にするキッカケにしてください
サンタクルーズはスケートカルチャーの基礎を作った老舗ブランド

SANTA CRUZ SKATEBOARDS(サンタクルーズ スケートボード)は、1973年にアメリカで産声を上げました。
その名の通り、カリフォルニアのサンタクルーズが発祥の地です。
もともとはサーフボードを制作する小さいメーカーとして活動していましたが、ハワイの友人が営むスケートショップからスポット的にデッキ制作の依頼が来たのが、スケボー業界への参入するキッカケでした。

サンタは今もなお、サーフィン・スケボー・スノボーの”3S”全部でサンタクルーズブランドの製品を作り続けているよ!
ひとつのブランドで3S全てに展開してるプロダクトブランドは、世界でも唯一じゃないかな。
サーフボードに使われていた頑丈な余剰素材と、長年の経験で培われたシェイピングスキルを生かして制作されたスケボーデッキは、強靭で高クオリティなものでした。
ハワイでたちまち評判となり売り切れが続出。
1975年には地元のアーティスト”ジム・フィリップス”を起用し、アート面からもストリートカルチャーのトップランナーとして認知されました。
スケボー黎明期から第一線で活躍し続け、スケボーの基盤を築いた歴史あるスケートブランドのひとつです。
スケボーを超えて広く知れ渡るグラフィック

サンタクルーズを語る上で欠かせないのが、アーティストのジム・フィリップスが手掛ける印象的なグラフィックでしょう。
80年代に書かれた”スクリーミングハンド”は、サンタクルーズブランドの揺るぎない象徴。
今もなお受け継がれ、スケボーの垣根を超えた多くの人に愛されています。
その後もサンタクルーズとジムフィリップスのタッグは、数々の名作アートを世に送り出しています。

単純にカッコよくてテンション上がるよね!
80年代の雰囲気を感じるけど、全然古臭いとかじゃなく、ポップかつロックかつ緻密なアメリカントラッドデザインはホント秀逸。
スクリーミングハンドやグアダルーペの聖母、祈る手(プレイフォーミー)などはスケーターだけに留まらず、ストリートカルチャーアイコンとしてスタンダードになっています。
アパレルも広く展開しており、これまでスケボーをやったことがなくても、ロゴやデザインを見たことがある人も多いんじゃないでしょうか?
スケボーのデッキは使用感も大切ですが、やっぱりデザインによる高揚感がなによりのモチベーションになるんですよね。
サンタクルーズはダサい?知ったこっちゃありません

スケートカルチャーを越えて認知されるにつれ、スケーターじゃない人も着用しだすのは世の常。
アパレルとして”普通”になってしまうと、「ちょっとイケてない…」って思うスケーターも多いようです。
でもそれは日本人特有の、他人の目に縛られた勝手な偏見です。
純粋にサンタクルーズを”絶対的な目線”で見てみましょう。
最高にイケてるプロスケーターたち、ハイクオリティーのデッキ、アートレベルのグラフィック、チャレンジを続ける精神性など、現地では超かっこいいブランドとして君臨し続けています。

背中にバキーッとジム・フィリップスのデザインが入ったパーカーなんか、マジでド渋すぎるでしょ…
\サンタクルーズのパーカーを見る/

そもそもサンタが広く普及しているのは、キッズから40〜50代のいぶし銀スケーターまで、幅広い層に愛されているからです。
性別年齢関係なくカッコよく着こなせる、懐が深いスタイルを持っているブランドだという証拠。
サンタクルーズのバックボーンを知らない人たちから、何を思われようと知ったこっちゃありません! 我々が胸を張って誇らしく使えば、それで爽やかですよね!
【SANTA CRUZ(サンタクルーズ)】
Official Website:http://santacruzskateboards.com/
Twitter:https://twitter.com/santacruzskate
Instagram:https://www.instagram.com/santacruzskateboards/
Facebook:https://www.facebook.com/SantaCruzSkateboards/
YouTube:https://www.youtube.com/user/SANTACRUZSKATE1973
サンタクルーズのデッキの特徴とは?硬めの弾きが超快感…!

グラフィックのかっこよさはもちろんのこと、サンタクルーズはデッキの品質にも定評があります。
キックやコンケーブはほんの少し強めですが、癖がなく乗りやすいシェイプ。
やや重い印象を持つ人もいるようですが、カッチリとした硬めの弾き感を持つ堅牢なデッキと言う使用感。
しっかりとした弾きごたえや、気持ちいいキャッチ感を得られるデッキです。

トランジション系のパークは大得意、回し系でもストリートでも問題なくビシビシ使えます!
ブランドの傾向としてはこんな感じですが、シグネチャーモデルはこの限りではないし、標準的なチームモデルでも数種類のコンケーブで展開している場合があります。
使用感の感じ方も人それぞれなので、あくまで「そういう傾向がある」程度で参考にしてください。

できるならお店で実物を踏み踏みさせてもらうと良いんだけどねぇ~。通販の場合でも、ショップの好意でキックやコンケーブの強さを明示してくれているお店があるよ!カリフォルニアストリートやアーリーウープの商品ページを参考にしてみてちょ!
キックやコンケーブの強さがどんな影響を与えるのかは、【初心者向け】スケボーパーツの選び方解説!【おすすめも紹介】で具体的に解説しています。合わせてご覧になって見てください。
超軽量・高強度・高反発ライン「VXデッキ」

スケートボードは通常7プライの板をプレスし生成します。
サンタのハイテクデッキ「VXデッキ」は、上部と下部の板2枚をグラスファイバーに置き換え、軽さと堅牢さを両立させています。
フレックスも強く、ステアやギャップなどタフな使用環境でポテンシャルを発揮するデッキでしょう。

「サンタ=厚くて重め」っていうイメージを180°覆してきたんやで…!
両面からグラスファイバーで保護されることで、ポップ感が維持されるほか「湿気に強くなった」という副産物も。
この動画ではVXデッキを海に落とした後でもきっちりビッグトリックをメイクしています!
あなたのタフな練習についてこれるデッキを探してるなら、ぜひVXデッキも選択肢に入れてみてください!
金欠スケーターにとっても、多くのチップを防ぎ、ちょっと長持ちするVXデッキは失敗が少ない選択になるでしょう。
(同じNHS Inc.傘下の姉妹ブランド、クリーチャーからもVXデッキが出ています)
\サンタクルーズのVXデッキを見る/

伝統に依存せず挑戦をやめないマインド
サンタクルーズは過去にも革新的なデッキをリリースしています。
90年代にデッキボトム面に樹脂を貼り付けスライドをやりやすくした「EVERSLICK」、2000年代初頭にはデッキトップ面にグラスファイバーを張り付けた「POWERLYTE」を展開。

今のVXデッキの前身ともいえるのかな。実はサーフボードのシェイピング技術を取り入れたアイディアなんです。3Sに精通してるサンタクルーズならではの発想力と実行力やで!
あのベリックス(世界で最も影響力があるスケボーメディア)でEVERSLICKをテストしてる動画でも、面白いほどスルッスルです(笑)
歴史的ブランドとして伝統を引き継ぎながらも「これからどうすればもっと面白くなるのか?」と、変化を楽しみチャレンジし続ける姿勢を崩していません。
その姿勢が歴史に残る数々のスタンダードを作ってきたんですね。
サンタクルーズはこれからもチャレンジを止めないはず。
最も古くて最も新しいブランドとして魅了させ続けてくれるでしょう!
\サンタクルーズのEVERSLICKを見る/

サンタクルーズの名前をスケボー史に刻む名作ビデオ2選

サンタクルーズを代表するビデオとして、自分が推す作品がこの2つ。
- WHEELS OF FIRE(1987年)
- STREETS ON FIRE(1989年)
80年代後期のストリートスケート黎明期において、各ブランドがより新しくより刺激的なスケートボードを模索する時代。
サンタクルーズはこの2つの作品によってスケボー表現の限界を広げ、近代スケートボードにおける確固たる地位を築きました。
特に注目すべきは、伝説的スケーターの「ナタス・カウパス」でしょう。
スキル・スタイルは当然のこと、クリエイティブな発想とファッション面でも頭一つ抜きん出た存在でした。
その異端な滑りは衝撃を持って烈々に支持され、今日まで続くストリートスケートの概念を示したスケーターだと感じています。
WHEELS OF FIRE(1987年)
サンタが牽引し続けてきてきた伝統的なバーチカルやプールスケートの頂点を見せつつ、革新的なストリートスケートの扉も開けてみせた傑作。
ノーズキックがついてないオールドシェイプのデッキでも、ピクニックテーブルに乗るハイオーリーをみせるナタスに刮目…!
現代の価値観で見ても常識外のことをやってのけてます。
STREETS ON FIRE(1989年)
こちらのビデオでもナタスが大暴れ。
パートの冒頭でみせる消火栓グルグルは通称「ナタススピン」と呼ばれ、今でも語り草になっています。
スケボーに一番必要なのは「少しの想像力」だということが一目瞭然で理解できます。
「物を違う目線で捉え、前例がないことを想像し実践する」スケーターのクリエイティビティーを根っこから叩き起こす、スケートムービーのマイルストーンです!
サンタクルーズは自らの伝統をアップデートし続けるブランド

今回の記事では、
- サンタクルーズブランドの歴史
- サンタクルーズデッキの特徴
- サンタクルーズの名作ビデオ
これらを紹介してきました。
サンタクルーズは、最も歴史あるスケボーブランドのひとつとしてシーンを黎明期から支えてきたと共に、今に至るまで挑戦を止めていません。常に先頭を走り続け、スケートボードにとどまらないストリートカルチャーのアイコンとして機能していることがお分かりいただけたでしょう。
サンタクルーズをまだ使ったことがないあなたも、スケボーの教養のひとつとして学んでいただき、デッキを選ぶときの判断材料として使ってくれれば嬉しいです!
この記事があなたにとって、バチバチに調子が良いサンタクルーズのデッキを手にとってみるキッカケになってくれれば幸いです!
\サンタクルーズのデッキを見る/

\サンタクルーズのコンプリートを見る/

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