
ブラインドのデッキに興味がある人
「ブラインドのデッキ、グラフィックがカッコよくて気になってる!初心者でも使いやすいブランドなのかな?どんな特徴があるのか知りたい。」
こういった疑問に答えます。
ブラインド(blind)のデッキに興味があるけど、ほかのブランドも魅力的で迷っていませんか?
この記事ではブランドの歴史やデッキの特徴など、ブラインドに関する情報を網羅的に紹介しています。
ぜひブラインドのデッキ購入を決める判断材料にしていただければと思います。

ブラインドは日本人スケーターのサポートを積極的にやってくれてるブランド。
単純に嬉しいし、なんだか愛着を感じちゃいます…
今も昔も常に時代の先端でカルチャーを引っ張っていく「ブラインド」が気になるあたり、あなたに本物を見抜く目がある証拠です…!
ぜひ最後まで読んでもらい、バチバチに調子が良いブラインドのデッキで最高のスケボー時間を作りましょう!
ブラインドはストリートの幕開けを支えたデッキブランド

『blind skateboards(ブラインドスケートボード)』通称ブラインド(blind)は、ストリートスケートの黎明期から業界の最前線でスケーターをサポートしてきた、最も歴史がある老舗デッキブランドのひとつです。
あの堀米くんもかつて長い期間ブラインドに正式加入していましたし、現在は白井空良プロがブラインドからシグネチャーデッキをリリース。
日本人の世界への鮮烈なデビューを支えてくれているブランドです。
誕生は1989年のアメリカ・ロサンゼルス。
80年代まで主流のスケートスタイルだったバーチカルやフリースタイルの勢いが衰え始め、『ストリート』スタイルが台頭してきたスケート大変革の時代でした。
その波にいち早く気づき、ストリートにフォーカスした新しいデッキブランドとして登場したのがブラインドです。
反骨精神が滲み出した『ブラインド』というブランドネーム
現在も絶大な支持を誇る大人気レジェンドスケーター『マーク・ゴンザレス(通称ゴンス)』が設立者のひとり。
当時ゴンズが所属していたVISION SKATEBOARD(ビジョン スケートボード)から離脱する際に、VISION(見通し)に反発する意味でblind(先を見ない)と名付けました。
この反骨的なブランドイメージで当時のスケーターから絶大な支持を受け、ストリートスケート繁栄の礎になりました。

ゴンズはプロスケーター兼アーティストとしてTransworld Skateboarding誌で『史上最も影響力のあるスケートボーダー』に選ばれたことも。
現在はブラインドを離れ、自身のアパレルブランドや『クルキッド』で活躍しています!
ゴンズがブランドを離れても、彼が築いた思想をブラインドは脈々と受け継いでいます。
ストリートスケート黎明期を支えた立役者として、そして現在も業界を牽引していくトップブランドとして、今も昔もスケーターに影響を与え続けています。
ブラインドには幅広いニーズから支持される懐の深さがある

ブラインドデッキのグラフィックでひときわ目を引くのが、「リッパー」と呼ばれているスカルのキャラクター。
ブランドロゴも含め、全体的にクールで斜に構えると言うより、”ポップでいたずらっぽい”グラフィックが特徴的。
活動的でビビットなイメージはブランドの反骨精神をよく表しています!
7インチなどの小さいサイズからも展開が豊富で、リッパーの人気もあってキッズスケーターからも人気を集めるブランドですね。

良い意味でカッコつけすぎないグラフィックがいい具合!
リッパーのキャラクターを生かしたパロディや、オールドデッキのオマージュなどなど、細かいとこをくすぐってくるのが上手なんだよな~。
ブランドの移り変わりも多く、流れが速いスケボー業界。そんな中でもブラインドは自信のスタイルを頑なに貫いてきました。そんな一貫した姿勢が長年幅広いニーズに支持され続けている秘訣でしょう。
『blind skateboards(ブラインドスケートボード)』
Official Website:https://blindskateboards.com/
Instagram:https://www.instagram.com/blindskate/
Facebook:https://www.facebook.com/Blindskateboards
Twitter:https://twitter.com/blindskate
YouTube:https://www.youtube.com/blindskate
ブラインドのデッキの特徴とは?技巧派スケーターを支えるシェイプ

ブラインドのデッキは特にテクニカル系のスケーターに好まれてるイメージがあります!
ノーズとテールのシェイプ差が少なくて使いやすく、個人的な使用感だと、力みがない軽くてスタイリッシュなスケーティングを支えるデッキスペックだなと感じています。
まず特徴的なのがコンケーブの強さ。
フリップ系の前足を効かせやすいので、小さく少ない動きでもキビキビとデッキをコントロールできます。
コンケーブの深さは足の裏に吸い付くようなグリップ感も生むので、ランプとかパークでも信頼して滑れるデッキですね。

キックの立ち上がり方も特徴的。
ベーシックなシェイプに比べてキックが立ち上がる位置が1cmくらい外側にあって、少しキツめの角度がついています。
テールのしっかりした踏み心地を生み、ノーズも引っ張りが効く角度なので、カーブ系のトリックで思い通り動かせる安心感があります。
テールヒットの軽さにも影響してますね!

メリットばかり語っちゃいましたが、強いコンケーブは人によって引っかかりすぎる印象を与えたり、フットポジションを整えにくい欠点にもなりえます。
緩めのデッキをずっと使ってきたスケーターからすると、ちょっとクセを感じるデッキかもしれません。
ブランドの傾向としてはこんな感じですが、シグネチャーモデルはこの限りではないし、ブラインドには実際『フル(コンケーブ強め)』『メロー(コンケーブ普通)』といったシェイプ展開があります。
使用感の感じ方も人それぞれなので、あくまで「そういう傾向がある」程度で参考にしてください。

できるならお店で実物を踏み踏みさせてもらうと良いんだけどねぇ~。
通販の場合でも、ショップの好意でキックやコンケーブの強さを明示してくれているお店があるよ!
カリフォルニアストリートやアーリーウープの商品ページを参考にしてみてちょ!
キックやコンケーブの強さがどんな影響を与えるのかは、【初心者向け】スケボーパーツの選び方解説!【おすすめも紹介】で具体的に解説しています。合わせてご覧になって見てください。
ブラインドデッキの特長は、好みによって長所にも短所にもなり得るもの。
その尖った一貫性がブラインドの魅力でもあります!
「もうブラインドしか使わない」っていうスケーターも見かけますし、唯一無二のデッキブランドだってことが分かりますね。
\ブラインドのデッキを見る/

世界一環境に優しいスケボーデッキ『スーパーサップ』

スーパーサップとは、環境への負担をとことん減らした”サスティナビリティな制作手法”で作られたデッキのこと。
ブラインドが参画しているディストリビューター「ドゥインドルディストリビューション」が展開しています。
ドゥインドルはこれまでスケボーの製造で当たり前に使われてきた、石油系合成樹脂接着剤の使用を見直しました。
”SAP”とは直訳すると樹液”という意味。
スーパーサップで使われる接着剤の原料は樹木由来で、もともと製材所から排出される廃棄物をリサイクルしたバイオベースの新素材を開発しました。

1ガロン(約3.8リットル)あたり21枚のスーパーサップデッキを製造できるんですが、従来の製法に比べて『470mlの水85本分・スマートフォン1,300台の充電電力・自動車排気ガス16キロ分』もの資源を削減することに成功しています。

シュリンクラップ(新品デッキが包まれてる透明のフィルム)も廃止して、100%土に還る植物素材由来のバックに入れられ手元に届きます。この動画35秒あたりにバックが映ってます。むしろお得感あるよね!
「まあ環境に優しいデッキなのは分かったけど、耐久性どうなのよ」と思ったんですが、今までの接着剤と比較しても性能に差がなく、問題ない耐久性を持つことをメーカーが保証しています。
「じゃあそんだけ頑張って開発した技術なら、さぞかしお高いんでしょ?」となるのが当たり前なんですが、これがなんとお値段据え置き。

当然研究開発費はかかってるんだろうけど、サスティナブルな価値観のもと「スケーターがスケボーを続ける負担になるわけにゃいかねえよな」っていう心意気が見えるんですよ、このデッキには。
ブラインド以外のドゥインドル傘下ブランド、オルモストやエンジョイなどでもスーパーサップのデッキがリリースされています。
なんとなく破壊衝動の現れとして扱われがちだったスケボーでしたが、それはもう古い価値観なのかもしれないですね。
スケーターひとりひとりもスケボー業界の持続性を考え、エシカルな製品を選んでいくのがクールになっていくでしょう!
\ブラインドのSUPER SAPデッキを見る/

ワイ的推しビデオ!!ブラインドの名作【VIDEO DAYS(1991年)】
『VIDEO DAYS』はブラインドから初めてリリースされたビデオであり、原点にして頂点。
今でも語り継がれる名作です。
90年代初頭はストリートスケートが台頭してきたまさに過渡期。
スケボーのあり方が塗り替えられていく瞬間を見事に切り取った作品です。
道のあらゆるものがスケートできるものなんだと証明し、スケボーの進化を後押ししたマスターピースといえるでしょう。
ディレクションはハリウッド映画の監督やCM・MVで活躍中の『スパイク・ジョーンズ』が担当。
まだ若かった彼ら”新時代”の感性が、当時のスケートキッズにぶっ刺さったんです。

JAZZをBGMにストリートを流していくマーク・ゴンザレスの艶っぽさが新鮮だし、個人的に一番好きなのがジェイソン・リーの3段ステア3連のライン!
多少スケッチーなのがまた良い!
何十段もあるようなステアとかロングレールとか、常識はずれなビックトリックを見たい人には、ちょっと趣旨が違うかもですね。
そんなんじゃない。
ウチらもやってるような、仲間とワイワイ撮影し合いながら滑る延長のような空気感が最高なんです。
「そうそう、こういうのが良い。」っていいながら、たまにさらっと見返したくなるクッソ名作です!
ブラインドは常にスケボー業界の新時代を切り開いてきたブランド

今回の記事では、
- ブラインドの歴史
- ブラインドデッキの特徴
- ブラインドの名作ビデオ
これらを紹介してきました。
もともと、VISION(見通し)に反発する意味でblind(先を見ない)と名付けられたブランドということもあって、向こう見ずで無鉄砲なブランドかと思っていました。
だけどスーパーサップのサスティナブルな取り組みや、ビデオで見せるFANな空気感から分かるのは、『自分たちが信じる価値観のなかで生きる』ということ。
ブラインドが大切にしているのはただそれだけです。

志を共にする仲間たちと信念を貫いた生き方をしていたら、勝手に時代がついてきた。これがブラインドの先進性の秘密です。めっちゃカッコよくないですか…
ブラインドをまだ使ったことがないあなたも、ブラインドの概要をスケボーの教養のひとつとして学んでいただき、デッキを選ぶときの判断材料として使ってくれれば嬉しいです!
この記事があなたにとって、バチバチに調子が良いブラインドのデッキを手にとってみるキッカケになってくれれば幸いです!
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