
スケボーの値段で悩んでる人
「イチから揃えるとどれくらい予算が必要になるのかな?高いものを買ったほうが良いんだろうけど、初心者だから手に余っちゃいそう。できれば安いほうが良いけど、のちのち後悔しない品質のスケボーが欲しいな。」
こういった疑問に答えます。
いざスケボー始めたい!と思っても、「一番最初のスケボーはどれくらいの値段のものが良いんだろう」と悩んでいませんか?
この記事で紹介する「自分に合ったスケボーを見極める方法」を覚えればもう大丈夫。
値段・見た目・品質など、あなたが優先したい項目に応じて5パターンの選び方をご紹介します。

やっぱり知識が無い中で自分で選ぶのは心配ですよね…「初めてスケボーを手にする18年前の自分にこの記事を読んでほしい!」という思いで執筆しました(笑)
記事を読み終えると、あなたにとって品質的にも値段的にも納得できる、大切なファーストデッキを手にすることができるでしょう。
スケボー初心者・初めてのデッキ選び方5パターン

一口に「セットアップされたデッキ(パーツを組んで滑れる状態のデッキ)が欲しい!」と思っても、その値段は実にピンキリ。
デッキの内容によって、およそ¥6,000~¥30,000以上と大きい価格差がでてきます。
それは使われているパーツのブランドや性能などで、価格帯が多岐にわたるため。
目的だったり本気度によって、おすすめするデッキに大きな価格差が生まれます。
ではその中で「自分の価値観に合うスケボーはどれ?」と聞かれたとき、私は以下の5パターンに当てはめてアドバイスしています。
- 一流のプロと同じ道具が欲しい方
→有名ブランドパーツバラ買い
(¥30,000程度) - こだわりつつ価格も抑えたい方
→廉価パーツバラ買い
(¥20,000程度) - 安さも見た目も妥協したくない方
→ブランド純正コンプリート
(¥14,500程度) - 安価かつ最低限の品質も欲しい方
→ショップコンプリート
(¥10,000程度) - お試しのできる限り安い物が良い方
→低価格コンプリート
(¥6,000程度)
まだ知識が少ない最初期は、それぞれの善し悪しもピンとこないですよね。
ひとつづつ詳しく解説していくので、あなた自身のニーズを整理しつつ照らし合わせてみましょう。
スケボーの相場を知ろう【コンプリートとバラ買いの差を解説】

まずスケボーを買う時の選択肢は大きく分けて、
- パーツを自由にセレクトする「バラ買い」
- すでに組付けられたセット「コンプリート」
この二つがあります。
一般的に「バラ買い」は自分の好みをパーツチョイスに反映できる反面、価格が高くなりがち。
「コンプリート」だと選択肢が狭くなりますが、リーズナブルにスケボーを手に入れることができます。
それぞれのなかでも、使われるパーツによって価格には大きく差がでてきます。
各パーツについては【初心者向け】スケボーパーツの選び方解説!【おすすめも紹介】で詳しく解説しているので、予備知識としてぜひ目を通してみてください。
有名ブランドパーツバラ買い

有名ブランドパーツのバラ買いでセットアップする場合、およそ¥30,000ほどの予算感になります。
一流スケーターと同じクオリティーの「プロギア」を組む場合はこの方法。パーツ品質は申し分なく、所有感や信頼感は一番高いと言えるでしょう。
デッキ | ¥9,720~¥13,200 |
デッキテープ | ¥1,280~¥2,400 |
トラック | ¥6,600~¥14,900 |
ウィール | ¥5,280~¥7,560 |
ベアリング | ¥2,700~¥9,000 |
ビス | ¥550~¥990 |
合計平均 | およそ¥30,000 |
好きなスケーターやブランド・目指したいスタイルがハッキリしているなら、最初から一流ブランドパーツで固めるのも一つです。
パーツへの知識や予算が十分な場合、手放しでおすすめできる買い方です。

廉価パーツバラ買い

廉価パーツのバラ買いでセットアップする場合、およそ¥20,000ほどの予算感になります。
ここでいう「廉価パーツ」とは、ブランドバリューがない”ブランクパーツ”や、有名メーカーの”低価格ライン”などのこと。
一流の製品と同じ工場でOEM生産されている場合が多く、品質面も問題ありません。
デッキ | ¥3,290~¥6,600 |
デッキテープ | ¥770~¥990 |
トラック | ¥2,750~¥4,970 |
ウィール | ¥1,350~¥4,400 |
ベアリング | ¥1,360~¥2,200 |
ビス | ¥320~¥480 |
合計平均 | およそ¥20,000 |
「デッキはブランド物がいいけど他パーツの価格は抑えたい」とか、逆に「足回りにはこだわりたいけどデッキはブランクでも良い!」など、優先順位がハッキリしている場合におすすめの買い方。
トータルの予算を抑えつつ、品質も犠牲にしないバランスが取れたセットアップ法です。

ブランド純正コンプリート
ブランド純正コンプリートは、人気デッキブランドを軸にセットアップされている一本。およそ¥14,500ほどの予算感になります。
デッキはグラフィックがカッコいい有名ブランドでありつつ、他のパーツを廉価品にすることで手を出しやすい価格帯に抑えています。
前出の”廉価パーツバラ買い”でいうところの「デッキはブランド物がいいけど他パーツの価格は抑えたい」と同じ方向性ですね。

ウィールもデッキブランドロゴがプリントされてたりします。この安さでパッと見が良いのは魅力的ですな~!
やっぱりカッコよさって、スケボーに興味をもつキッカケとして外せないですよね。
値段の安さも見た目も妥協したくない方に、おすすめの買い方でしょう。

こちらのカッコいい上に安い!【スケボーブランド純正コンプリート】のススメで、有名15ブランドのコンプリ―トを紹介しています。
合わせてチェックしてみてください。
ショップコンプリート
ショップコンプは¥10,000ほどから検討できる予算感ですが、ショップによって価格は様々。
というのも初心者の様々なニーズに答えるべく、各ショップそれぞれの方針が反映されているためです。
例えば、
- 初心者への敷居を極力低くしたい
→全て廉価パーツで構成:¥10,000程度 - 初心者でも良い乗り味を味わってほしい
→足回りは一流ブランド:¥16,000程度
など、各店舗ごとにスケートカルチャーを広めたい思いが込められたコンプリートになります。
例として、スケボー初心者注目!おすすめのコンプリート9選【品質・信頼性・コスパ】で有名な3店舗のコンプリートを紹介しているので、一度見比べてみるのも面白いです。

リーズナブルながら、一番重要なパーツ「トラック」に有名ブランドを使用しているコンプリートもある!
プロショップならではのこだわりが垣間見えますね。
そのトラックはもちろん、今後も長く使いまわせる信頼性があるもの。
まずは初期投資を抑えつつ、今後ステップアップしていきたいと考えている方に、イチ押ししているコンプリートになります。

低価格コンプリート
低価格コンプリートは大体¥6,000円程度、一般的にスケボー経験者からは「おもちゃ」と切り捨てられ、相手にされない激安スケボーです。
とはいえ実際には、Amazonスケボー売れ筋ランキングでは常に低価格コンプリートが上位を占めており、自分は”低価格コンプリートを求めるニーズの多さ”を無視すべきではないと感じています。

自分も一番最初は楽天で買った激安デッキでした。
その敷居の低さのおかげで、今も15年続く趣味に出会うことができたからね!感謝してます。
確かに「安かろう悪かろう」であることは間違いなく、知識が無いとととんでもない粗悪品を掴んでしますリスクがあります。
だからこそ「どこに注意すべきなのか」「ゆずれない所はどこなのか」を判断できるようになりましょう。
低価格コンプリートの見極め方は【ドンキetc.】安いコンプリートスケボーも有り!で解説しているので、ぜひ目を通してみてください。
善し悪しをしっかり理解したうえ、あなたが納得することが大事。
それができたなら、圧倒的な値段の安さでスケボー購入を後押ししてくれる、心強い味方になるでしょう。
最初の一本はコンプリートデッキがおすすめ

ここまで”バラ買い”で2パターン、”コンプリート”で3パターンの買い方を説明してきました。
あなたに特に強いこだわりが無いのであれば、最初の一本には「コンプリートデッキ」を自分はおすすめしています。
コンプリートデッキのメリットは、
- バラ買いに比べ比較的安価
- 最初からバランスが取れたパーツ構成
など、あまり知識が無い中、初めて購入する一本として「失敗が少ない」選び方だといえます。
確かにバラ買いは自由に好きなパーツを組み合わせられる醍醐味があります。
ただデッキとトラックのサイズ感やブランドごとの特性など、パーツについてあらかじめ知識が無いと一から選ぶのは難しいでしょう。

バラ買いだとパーツ選択肢、組み合わせは無限大ですからね。
自分なりの基準をまだ持ってない初心者だと、けっこう難易度が高い買い方かなって感じるかな~。
コンプリートデッキは初心者にとって、ベーシックなバランスで組付けられていることが多いです。なので「自分の好みを図る基準」としても、コンプリートデッキは有効だと言えるでしょう。
ただコンプリートデッキを選ぶ場合でも、「自分に合うデッキサイズの決め方」は覚えておいた方がいいかもです。
【初心者向け】スケボーパーツの選び方解説!【おすすめも紹介】で詳しく解説しているので、ぜひ目を通してみてください。
高いものを買ったほうが良いのか?

ここまで説明してきたように、これからスケボーを始めてみたいという相談には「比較的安いコンプリートがおすすめだよ」とアドバイスすることが多いです。
そのなかで、さらに聞かれることが多いのが「お金があればやっぱり高いスケボーの方が良いですか?」という質問。
おそらく”値段が高い=高品質”という概念があるのだと思います。
個人的には、半分正解で半分間違い。
こだわってデッキを組む人は、決してスペックだけでパーツを選ぶわけではないんです。
ベテランスケーターは「付加価値」にお金をかけている
では、こだわりがあるスケーターはどんな基準でパーツを選んでいるのか?
それはひとこと「滑っていて楽しいパーツ」です。
言い換えると「自分が好む滑りを熟知し、それを引き出すパーツの知識がある」ということ。
例えば¥15,000のめっちゃ軽いトラックを好む人もいれば、¥5,000で重く屈強なトラックがかえって調子いい人もいます。

ブランドコンプリートやショップコンプリートの価格帯(¥15,000程度)なら、正直ぜんぜん悪くない品質のスケボーです!
そこから自分なりの美学を育てて、好きなこだわりのブランドができていくんですよね~。
夢中で滑ってさえいれば、自分のスタイルやパーツの知識は自然と身につくものです。
道具のステップアップは、そこからでも遅くないんじゃないかと考えています。
値段とモチベーションの関連性
「途中でやめないように高いヤツ買って頑張ろう!」と考える方もいます。
これはその人の性格にもよるでしょうが、自分の感覚では「全然意味がない」と断じています。
ソースはわれわれ夫婦なんですが(笑)
自分は楽天セールで買った¥2,000円の激安デッキから始め、15年続く趣味になっています。
一方で嫁は、靴もしっかり揃え総額¥20,000ほどかけましたが、一人で滑った回数は2回。それ以降は公園でたまに一緒に滑る程度、プッシュもままなりません(笑)

周りを見てても、結局気質というか相性というか、ハマる人はどんな道具でもハマるし、やめる人はどんな道具でもやめます。
「高い道具を用意したおかげで継続できた」って人は聞いたことないな~。
ただでさえ上達するにはクソみたいな根気が必要なスケボー。
ほんとは楽しくないのに「もったいないから頑張ろう」程度では、続けるのが難しいでしょう。
「あなた自身のニーズ」に聞いてみよう

私は”値段的にも品質的にも過不足が無いデッキ”が好きです。
スケボーを買いたいと相談を受けたときは、その主観に基づいてアドバイスしています。
ただ当たり前ですが、やっぱり人それぞれ優先したい部分は違うし、価値観はバラバラなんです。
「あなた自身が欲しいスケボー」とはどんなものでしょうか?
- 一流のプロと同じ道具が欲しい方
→有名ブランドパーツバラ買い
(¥30,000程度) - こだわりつつ価格も抑えたい方
→廉価パーツバラ買い
(¥20,000程度) - 安さも見た目も妥協したくない方
→ブランド純正コンプリート
(¥14,500程度) - 安価かつ最低限の品質も欲しい方
→ショップコンプリート
(¥10,000程度) - 試しでできる限り安い物が良い方
→低価格コンプリート
(¥6,000程度)
自分もできる限りのアドバイスをしますが、最終的に満足いく買い物をするためには「あなた自身が納得して選ぶ」ことが大切です。
予算上限・デッキグラフィック・パーツ品質・継続性・所有感etc…
それぞれのバランスや優先順位による「あなた自身のニーズ」をしっかり洗い出してみましょう!
今回の記事では、
- 始めてのデッキ選び方5パターン
- スケボーの相場・コンプリートとバラ買いの差
- 高いパーツじゃなくてもいい理由
- あなた自身のニーズが一番大事
これらを紹介しました。
一番最初に買うスケボーの値段に悩んでいる方に向けて、「自分に合ったスケボーを見極める方法」についてお話させていただきました。
あまり知識が無い中、自分の力だけでデッキを選ぶのは不安がありますよね。
この記事では「始めてのデッキ選び方5パターン」を具体例と共に紹介しています。
値段・見た目・品質など、あなたが優先したい項目と照らし合わせることで納得いく買い物ができるでしょう。
この記事が、あなたにとって後悔が無いファーストデッキ選びに役立てば幸いです
(よかったらコメントも宜しくどうぞです~!)




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